兵庫県(明石市)
善楽寺 戒光院
保元の頃に、当時播磨守だった平清盛が、火災で焼失した善楽寺の諸伽藍を再興し寺領五百石を寄進しました。
境内には、源平合戦中に没した平清盛を供養するために建てたと伝わる、高さ3m余りの石造りの五輪塔があります。
腕塚神社
平清盛の末弟・平忠度が一の谷の合戦で敗走する際に、源氏の武将・岡部六弥太忠澄の手勢に切り落とされたとされる、忠度の右手を祀る神社です。
腕の病に霊験あらたかで、木彫りの右手があり患部を撫でるとよいとされています。
両馬川旧跡
一の谷の合戦で敗れた平忠度(平清盛の末弟)が、源氏の武将・岡部六弥太忠澄に追いつかれて馬を並べて戦ったことから、両馬川と呼ばれるようになりました。
現在、川は埋められて暗渠となり、「両馬川舊跡」の石碑が残るのみとなっています。
◆アクセス:山陽電鉄「人丸前駅」下車後、徒歩すぐ。
忠度塚
右腕を切り落とされた平忠度は、もはやこれまでと念仏を唱え討たれます。箙に結び付けられたふみから平忠度ということが知れ、敵も見方も武芸、歌道にもすぐれた人を、と涙したと言われています。
忠度の亡骸を埋めたところと伝わるのが忠度塚で、現在は明石藩主・松平忠国や儒学者・梁田蛻巌による石碑が残っています。
◆アクセス:山陽電鉄「人丸前駅」下車後、徒歩5分。