岡山ブロック
史跡紹介
-
犬島は、岡山市の東南部に位置し、本土から約3km離れた瀬戸内海国立公園内にある市唯一の有人の離島である。この島の東部に、赤いレンガ造りの銅の精錬所跡(明治42年~大正8年操業)があり、島の風光明媚な瀬戸内の風景に加え、産業跡という独特の遺跡景観を造り出しています。 島へのアクセスは、本土から郵便船(7便/日)で約10分、精錬所跡までは、港から徒歩で約10分。
-
瀬戸大橋のたもとにある下津井港は、天然の良港としての条件を備え昔から風待ち、潮待ちの十里港として重要な役割を果たし、戦国時代には海上交通の要衝として宇喜田秀家が城を築いたほか、江戸中期には北前船が 寄港し、繁栄を誇っていました。 JR児島駅発下津井行バスにて、下津井下車。
-
瀬戸内海の中ほどに浮かぶ岡山県笠岡市の大飛島には、海に向かって細長く突き出した神秘的な砂洲があった。その砂洲の付け根にある巨岩の周辺からは奈良~平安時代の貴重な遺物が出土しており、海の祭祀遺跡であると考えられています。 笠岡港から船で40分。
-
片上湾の玄関口に位置する夕立受山は、碧い瀬戸内海の海と多島美が目の前に広がる景勝の地で、昔、山頂で雨乞いの儀を行ったところ、たちどころに夕立があったことからその名がついたそうです。 ブルーライン備前インターから東へ車で5分。
-
「白砂青松」瀬戸内海岸美の代表的景観であり、日本の渚百選に選ばれている。古くは仁安2年(1167年)崇徳上皇を弔うため、この浜に寄った西行が対岸 へ渡る船を待つ間に詠んだ歌が山家集にあり、冬には西行祭りが行われています。 JR宇野駅よりバスで30分。
-
朝鮮通信使遺跡 本蓮寺 国指定重要史跡(平成6年10月11日指定) 本蓮寺は、風待ち潮待ちの港として栄えた牛窓港を見下ろす位置にあり、江戸時代には朝鮮と幕府を結ぶ友好の使いである朝鮮通信使の宿館場所として使用され、その時に朝鮮通信使が残していった物が数多く残っています。 両備バス牛窓行・本蓮寺下下車徒歩1分。
-
二百十日(9月1日)前後に、岡山ブルーライン虫明インターより東へ約1kmの虫明漁港東方海上から昇る日の出のことである。平清盛の父、忠盛が立ち寄り 「遙かに東天を望まんか、島は藍色にその間ただ一抹の光あり、…、漸く昇りて 海面を離るるや台上、閑かに金玉を載せたるが如し」と、この地にあった古寺の柱に残されたと伝えられています。代表的な短歌として「虫明の迫門の曙 見る折りぞ 都のこともわすられにけり(玉葉集)」。 JR邑久駅発瀬溝行バスにて虫明港口下車。
-
元禄年間、岡山藩主池田綱政の命により、後楽園の造営等を行った津田永忠が、築港のため、防波堤、灯籠堂、六角大井戸などを相次いで建立し、諸藩の参勤交代の寄港地として賑わいました。 大多府島へは、JR赤穂線岡山駅~日生駅、定期船で日生港~大多府島。
-
昔、神功皇后が三韓の役の帰路この島に立ち寄られ水を探し求めた井戸で、この水を神に供え凱旋の神事が行われた。出発の時、船の苫を井戸にかけ、いつまでも水が涸れないように祈られたといわれています。 JR里庄駅下車バス15分、山陽自動車道鴨方ICから20分。